ユリイカ2012年4月号 特集=セザンヌにはどう視えているか

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ユリイカ2012年4月号 特集=セザンヌにはどう視えているか

定価1,361円(本体1,238円)

発売日2012年4月

ISBN978-4-7917-0236-7

■人生に関する断章*4
  常用漢字表について / 中村稔

■詩
  こえ こえ / 佐藤雄一

第17回中原中也賞発表(選考委員=荒川洋治・井坂洋子・北川透・佐々木幹郎・高橋源一郎・蜂飼耳)
  暁方ミセイ 『ウイルスちゃん』
  受賞詩集より――「世界葬」 「スーイサイド」 「不如帰」 「埋め火」 「鷺沼プール」

特集*セザンヌにはどう視えているか  

【Nature vivre!】
絵筆の一振り――セザンヌとともに考えるために / 松浦寿夫×林道郎

【Eclogae】
セザンヌの絵の前で / 與謝野文子
庭師ヴァリエのいるテラス / 末永照和
セザンヌの描いた女性像 / 永井隆則
初期セザンヌの暴力とエロティシズム / 荻野厚志

【感覚の氾濫】
映るものと移ろうもの / 野見山暁治 [聞き手=編集部]
テーブル絵画論序説 / 松浦寿夫
多重周期構造――セザンヌのクラスター・ストローク / 平倉圭
セザンヌの中間地帯 / 池田剛介
具体的な抽象――セザンヌ主要作品解題 / 荒川徹

【Correspondances】
詩人リルケ渾身のセザンヌ接近――リルケ 『セザンヌ書簡』 / 神品芳夫
自然が与えるモデルニテ――セザンヌとマラルメ / 熊谷謙介
天使と闘うクロード――『制作』 におけるゾラとセザンヌ / 福田美雪

【絶対の探求】
思考するイメージ、イメージする思考――セザンヌと解釈者たち / 岡田温司
描かれた知覚論――メルロ=ポンティのセザンヌ解釈 / 横山奈那
非‐感覚の論理――ジョン・リウォルドの理性 / 星野太
ジュールダンの小屋 / 荒川徹

【Étude】
セザンヌ・ヴァリアント――芸術はいかに鳴りうるか / 山口一郎(サカナクション) [聞き手=編集部]
記憶に依らず見ること / 鈴木理策
ジャコメッティの林檎 / 桑田光平
両手を組み合わせる仕草――ユイレとストローブの映画 『セザンヌ』 / 持田睦

■今月の作品
  貝又臣 野本篤美 尾久守侑 中山智之 / 選=小池昌代

■われ発見せり
  掃苔(ソウタイ)のことども / 阿部純