定価1,361円(本体1,238円)
発売日2013年5月
ISBN978-4-7917-0254-1
■人生に関する断章*17
「平家物語」について(その三) / 中村稔
■詩
わが煉獄・抄 / 四方田犬彦
■耳目抄*309
春の嵐 / 竹西寛子
特集*鬼束ちひろ
【呼ぶ声は誰のために】
歌という倫理 わたし/あなたを肯定するために / 鬼束ちひろ 聞き手=森川すいめい
めいっぱい、生きたらいい / 森川すいめい
【書き下ろし】
One Two Three And Walk / 鬼束ちひろ
【(言葉の)破片に寄り添う】
右脳の声 鬼束ちひろの心象 / おかざきかずお
月光も届かぬ海底のピアノから 鬼束ちひろが描く音の時空 / 小泉恭子
神違いの言霊師 鬼束ちひろの詞【リリック】読解 / 水無田気流
月と時代の子 鬼束ちひろに寄せて / 黒瀬珂瀾
《真性の詩》としての屹立 鬼束ちひろの“音響詩”について / 彦坂尚嘉
【グラビア】
例外好みの人形遣い
【剣を懐いて歌は舞う】
ドラァグ・クィーンとしての鬼束ちひろ 「共感共苦」という原理 / 岩川ありさ
悪戯道化師 鬼束ちひろ、あるいは『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』 / 磯前順一
感情の強度 鬼束ちひろの軌跡とともに / 山崎二郎
鬼束ちひろの“後継者”が不在である理由 / 柴那典
【Sing like a Divine comedy】
鬼束ちひろは「神の子」か「菩薩」か そのアコースティック・サウンドの意味の変遷 / 円堂都司昭
庭を侵す病 「infection」の映像世界 / 安西信一
拝啓 鬼束ちひろ様 鬼束ファッションは「自由すぎる」か? / 樋口ヒロユキ
この諸環境【メディア】の中で生き続けてゆくこと / 原島大輔
王道の周縁に 鬼束ちひろ、音楽的変遷についての考察 / 八木皓平
【途上まで】
鬼束ちひろ活動記録
【想像力の現在☆4――ヱヴァQとは何だったのか】
エヴァとDATをめぐって / サンキュータツオ
ヱヴァQと環状線とわたし / ふみふみこ
REDOING A STORY / 中田健太郎 長岡司英
■今月の作品
野本篤美・上田悦子・関祥子・田中さとみ 選=日和聡子
■われ発見せり
死に絵 / 大江麻衣