定価1,430円(本体1,300円)
発売日2014年11月
ISBN978-4-7917-0279-4
■人生に関する断章*35
イザベラ・バード『日本紀行』について(その二) / 中村稔
■夢遊する読書*18
言葉を離れる / 横尾忠則
■詩
みのいち / 髙塚謙太郎
■耳目抄*325
存在感について / 竹西寛子
■特別掲載
中原中也詩英訳 パネルディスカッション / 伊藤比呂美+ジェフリー・アングルス+アーサー・ビナード+四元康祐
特集*森 博嗣 すべてがFになる』『スカイ・クロラ』から『MORI LOG ACADEMY』まで…クラフトマンの機知
【メールインタビュー】
つくる・かわる・わかる(わからないことが) / 森 博嗣 聞き手=山本貴光
【絵はかたる】
森博嗣さんはラララ科学の子 / 萩尾望都
消去されない まどろむ森さん / 山田章博
ジェットプロポストの頃 / コジマケン
犀川先生が飛んでいく / 浅田寅ヲ
女王回想 / スズキユカ
【私的・史的・嗜的】
森先生について / よしもとばなな
森ミステリ極私感 / 辻 真先
「森ぱふぇ」はね、入るとこが違うの / をかべまさゆき
鉄道模型の楽しみ / 平岡幸三
【Hard-core Detective】
探偵(小説)には向かない職業 犀川助教授は密室の謎をいかに解体したのか / 佐藤俊樹
すべてが建築/模型になる 森博嗣〈S&Mシリーズ〉の仮想現実 / 円堂都司昭
瀬在丸紅子と彼女をめぐる人々についての覚え書 / 河野聡子
森博嗣と新たなエンターテインメント / 蔓葉信博
【対談】
作家と創作の境界条件 森博嗣という切断線 / 清涼院流水 杉江松恋
【意識・認識・知識】
自在なヒトを創作する / 池田純一
もし世界が森博嗣だったら limM(n), n→∞ / 森山高至
コンクリート的知性の可能性 森博嗣の「可塑的」な手触り / 渡邉大輔
世界の立ち現われ方と優先順位 『喜嶋先生の静かな世界』をめぐって / 春日武彦
【すべてが――】
ノンブルなしの豊穣な世界について / 杉江松恋
僕は自分の躰の中にいない 森博嗣「百年」シリーズ / 佐藤 泉
不死と死のあいだにある「個」と「性」 「スカイ・クロラ」シリーズについて / 古谷利裕
すべてがFである 森博嗣『スカイ・クロラ』の文体観察 / 山本貴光
小説の印税で一〇億円以上稼いだあと、森博嗣はエッセイで何を言っているのか。そしてそれ読んで正直どう思ったか / 飯田一史
「超越者としての真賀田四季」と「僕=人類」の位置 (意識の起源‐中枢の起源)=クオリア問題? / 西川アサキ
【Mのプログラム】
森博嗣主要作品解題 / 飯田一史・蔓葉信博・藤井義允・渡邉大輔
■今月の作品
武田祐子・青木由弥子・栄 圭子・青山律子 選=日和聡子
■われ発見せり
彼女たちの笑顔 / 渥美喜子