ユリイカ2014年9月臨時増刊号 総特集=イケメン・スタディーズ

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ユリイカ2014年9月臨時増刊号 総特集=イケメン・スタディーズ

定価1,650円(本体1,500円)

発売日2014年9月

ISBN978-4-7917-0275-6

【巻頭言】
イケメンであるとされるということ / 千葉雅也

【徹底討議】
イケメノロジーのハードコア / 千葉雅也+星野太+柴田英里

【interview】
彼自身による小越勇輝 プリンス・オブ・テニミュに託された歴史 / 小越勇輝
ある表情の軌跡 二・五次元という導き / 鈴木拡樹
正義からの問いかけ 残酷な人間の感情をめぐって / 高杉真宙
越境するインターフェイス 直感に導かれる声と身体 / 小野賢章
佇まいの理性 / 坂口健太郎
見出されるもの いまとこれからの最前線 / 國島直希
あらゆるところにプロレスを 路上に巻き起こるディアレクティケー / 飯伏幸太 聞き手=千葉雅也

【イケメンとはなにか――inner side】
イケメン男子のたしなみ 一九歳の矜持と野望 / 阿久津愼太郎

【essais】
世々の男色 戦国時代まで / 須永朝彦
食と美男子 / 少年アヤ
本の中の美しい人 / 村田沙耶香
イケメン 文学 そしてこじらせ / 海猫沢めろん
イケメンじゃなかったはずなのに。 / 鈴掛真

【要請と応答、あるいは主体なき主体】
イケメン学の幕ひらくとき 「社会のイケメン化」をめぐる現代史 / 前川直哉
残念なイケメンの時代 / さやわか
韓流と私たちの欲望 / 北原みのり
イケメンはなぜ怖いのか / 西森路代
「セルフポートレート」の方へ 「イケメン」をめぐるポリティクス / 岩川ありさ

【〈イケメン〉という情念定型】
甘やかな声の網 男性声優と二・五次元 / 上田麻由子
オルフェウスの系譜 中河内雅貴について / やまだないと
阿部寛 顔との闘い / 石田美紀
ゾンビの国からやってきたスパイ 佐藤健と能面のような男たちの系譜 / 入江哲朗

【非‐対称/対象の男たち】
枠としての顔=身体 イケメンモデルは誰がために存在するのか / 蘆田裕史
M・E・Nの解釈学 / 星野太
音声/文字記号としてのイケメン SMAPはイケメンでないと誰が言うのか? / 篠原沙里
ジャニーズ・アイドルの「イケメン」性について / 福博充

【彼らだけではない世界の論理】
「イケメン」と「美しい男」 否定イケメン学の試み / 小澤京子
モブ化するイケメンたち 少女マンガの王子様像をめぐって / トミヤマユキコ
宝塚と男役 “格好良さ”の伝統とアップデート / 嵯峨景子
男性アイドルからレスをもらってみた / 濱野智史
誰がためにグラスは鳴る / 鈴木涼美
「二丁目に捨てるゴミ無し」と人は言うけれど、 / 森山至貴