定価1,430円(本体1,300円)
発売日2015年11月
ISBN978-4-7917-0297-8
■人生に関する断章*46
西鶴『日本永代蔵』を読む / 中村 稔
■記憶の海辺——一つの同時代史*7
港の見える丘 あるいは小林太市郎のこと / 池内 紀
■詩
ユキについて / 小野絵里華
特集*梶浦由記 See-Saw、Fiction Junction、Kalafina…世界を奏でる音楽
■ロングインタビュー
世界制作の〈詩学〉 / 梶浦由記 聞き手=飯田一史
■声と詩の空中庭園
歌声の楽園 梶浦由記の世界観と物語のなかで / 円堂都司昭
梶浦サウンドの感動と強制力 / 冨田明宏
■メールインタビュー
彼方からの歌声 あるいは彼女たちによる梶浦由記 / Kalafina 聞き手=飯田一史
■聖句としての音楽
リアル橙子さん / 奈須きのこ
言葉派詩人・梶浦由記を巡る連想 / 黒瀬珂瀾
いま、同期していることを祈るための音楽 / さやわか
梶浦語と聖なる世界観 Sound Horizonとの比較から / 村上裕一
■Problèmes de linguistique Kajiura
新たなるローカルの創造 幻想民族音楽家・梶浦由記 / 吉田隆一
梶浦語は何を語っているか? / 鈴木淳史
梶浦由記の音楽に関するヴァイラルな覚え書き / 仲山ひふみ
Fictionのシステム、Junctionのメソッド Fiction Junctionについての音楽論 / 八木皓平
■〈劇伴〉という照応
梶浦由記と世界の出逢い あるいはメロディの普遍性 / 森 康哲 聞き手=飯田一史
野蛮にして妖艶 浸食する梶浦由記 / 萬屋博喜
東京下町から架空世界の音風景へ サウンドの冒険屋・梶浦由記 / 鈴木真吾
「salva nos」とはなんだったのか / 長門裕介
ヤッラーヒのエレホン、アマリーチェのリトルネロ / 原島大輔
■物語は鳴りはじめる
梶浦由記ヒストリア / 飯田一史
■今月の作品
川田果弧・鈴木卓哉・大山 元・八谷直子・鳥戸エク・山岡ミヤ 選=藤井貞和
■われ発見せり
Glare-Free / 高山花子