定価1,870円(本体1,700円)
発売日2015年10月
ISBN978-4-7917-0295-4
■ナンセンスというセンス
「笑い」の技法 モンティ・パイソン、ラジカル、小林信彦… / 宮沢章夫 ケラリーノ・サンドロヴィッチ 司会=徳永京子
かつて不条理と呼ばれたもの / 佐々木敦
『グッドバイ』稽古場レポート / 三浦直之
■エッセイ
兎年の二人 / 鈴木慶一
原風景をともにして / 岸野雄一
「人生」と言われてしまったらそれまでなのだけど / 道尾秀介
カモ精神について / いとうせいこう
■座談会
ぼくらのナゴムレコード / 大槻ケンヂ 直枝政広 まゆたん 司会=金田明子
KERAさんという波に乗って 劇団健康からナイロン100℃へ / 犬山イヌコ みのすけ 大倉孝二 司会=尾上そら
■Because of ナゴムレコード
ポップであるという反逆 有頂天のクロノロジー / 田中雄二
ナゴムレコード時代のKERA / 平田順子
KERAさんと呼ばれていた人 / 宮崎貴士
続・’80年代サブカル小僧からKERAさんへのラブレター / 大根 仁
弟たちのナゴムレコード / 松永天馬
■2015年のクーデターテープ
インディーズの反逆 / 大森靖子 KERA 司会・構成=土佐有明
世紀末の長い休暇 九〇年代渋谷系文化とKERA / 能地祐子
様式としてのニューウェイヴから、より自由度の高い世界へ ケラ&ザ・シンセサイザーズの軌跡から見えてくるもの/ 小暮秀夫
四つの欠片が降った年 音楽家・KERAの二〇一五年 / 青野賢一
■写真日記
KERAの日常 / ケラリーノ・サンドロヴィッチwith Gommi
■メディアを横断【シリーウォーク】する
映画嫌い……嫌よ嫌よも好きのうち、だけど。 / 轟夕起夫
ループする日常の快楽 『怪奇恋愛作戦』が具現するコメディの力/ 太田省一
僕とKERAさん / 五箇公貴
■演劇のチカラ
「最近はどうですか?」劇団とともに育つということ / 松尾スズキ ケラリーノ・サンドロヴィッチ 司会=徳永京子
劇作家・ケラリーノ・サンドロヴィッチを検証する / 徳永京子
■戯曲を読む
すべての女は天国へ行く あるいは理不尽を笑う方法/ 岡室美奈子
家族がテーマだったためしはありゃしない / 豊崎由美
妥協なきナンセンス・コメディ / 須田泰成
KERA的集団 ズレと距離 / 水谷八也
「これは倫理の問題だ」 / 篠儀直子
KERAのカフカをカフカ視線で読む / 今野裕一
■資料
KERAを知るためのディスクガイド/ 田中雄二 能地祐子
ケラリーノ・サンドロヴィッチを知るための演劇作品ガイド / 小杉 厚
■ KERAによるKERA
而立まで 三〇歳までの走り書き自筆年譜/ ケラリーノ・サンドロヴィッチ