ユリイカ2015年2月号 特集=俳優・高倉健

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ユリイカ2015年2月号 特集=俳優・高倉健

定価1,650円(本体1,500円)

発売日2015年2月

ISBN978-4-7917-0283-1

■人生に関する断章*38
  P・クロポトキン自伝について(その二) / 中村稔

■[新訳]ステファヌ・マラルメ詩集*2
  窓 他七篇 / ステファヌ・マラルメ 訳=柏倉康夫

■詩
  この海で / ブリングル

■特別掲載
  来日していた『シャルリー・エブド』のマンガ家たち / 小野耕世

 

特集*俳優・高倉健   

【義理・渡世・任侠】
暴発の予感を孕んだ少年性 任侠映画のヒーローとしての高倉健 / 渡辺武信
高倉健の甘美なる暴力(スイート・バイオレンス) / 酒井隆史
客分、高倉健 / 廣瀬純

【撮影所から遠く離れて】
あ・うんの呼吸がよみがえるとき / 三田佳子 聞き手=伊藤彰彦
高倉健と俊藤浩滋 / 伊藤彰彦
「男・健さんどこへ行く」 任侠映画以降の高倉健 / 長谷正人

【俳優という映し鏡】
高倉健が高倉健であることの驚き / 高橋洋
私、ではない / 七里圭
「健さん」と東映 / 杉作J太郎

【宿敵と仇敵】
人が心に想うこと 血まみれの記憶から / 加藤登紀子 聞き手=編集部
高倉健と特攻隊映画 東映任侠映画の時期における / 中村秀之
高倉健と第九条 三島由紀夫の夢見た長ドス / 城殿智行
“ビヤッキー”と呼ばれた男 内田吐夢『森と湖のまつり』における高倉健のイメージ / 御園生涼子
悔恨の舟 内田吐夢監督作品の高倉健 / 鷲谷花

【高倉健をみるまなざし】
妄想撮影記 もしも一九五八年に高倉健を撮ったなら / 鷹野隆大
高倉健を分有する / 石田美紀
ゴシップ、あるいはラディカルな知 / 菅野優香

【境界を越えて】
パッシング映画のなかの高倉健 『ブラック・レイン』覚書き / 新城郁夫
I Speak Fucking English 仲介者としての高倉健 / フィル・キャフェン
中国における「高倉健(ガオツァン・ジェン)」イメージの形成と受容 / 劉文兵
健さんとシュワちゃん 活劇の臨界を走る / 入江哲朗

【高倉健の道行き】
高倉健フィルモグラフィ / 磯田勉

■今月の作品
  赤木祐子・堺 俊明・高橋 健・大山元  選=藤井貞和

■われ発見せり
  ただ生きているだけ / 門間広明