ユリイカ2016年3月号 特集=古屋兎丸

-『Palepoli』『ライチ☆光クラブ』『帝一の國』…少年と少女の永遠-

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ユリイカ2016年3月号 特集=古屋兎丸

定価1,430円(本体1,300円)

発売日2016年3月

ISBN978-4-7917-0306-7

■私が出会った人々*33
故旧哀傷・中松澗之助 / 中村稔

■記憶の海辺——一つの同時代史*11
メフィストの小旅行 あるいは東京大学 / 池内 紀

■詩
ホロウ / 朝吹亮二
馬、牛、兎。 / カニエ・ナハ

■耳目抄*337
言葉と歩く / 竹西寛子

■第7回倉橋由美子文芸賞発表
河童 / 山根恭子 選評=旦敬介

特集*古屋兎丸
『Palepoli』『ライチ☆光クラブ』『帝一の國』…少年と少女の永遠

■インタビュー
信じる者の救いかた――ファナティックなバランス感覚 / 古屋兎丸 聞き手=可児洋介

■古屋兎丸短篇マンガセレクション
河馬/走る顔/異形/たえこ/不思議の国のありす/さちこ/まりこ 久しぶりに読み返してみると――自作コメント / 古屋兎丸

■祝福された黙示録
夢でもし逢えたら、素敵なことね / 小泉義之
「かわいい世界」は可能なのか / さやわか
美しいから好きだよ 他一篇 / 最果タヒ

■対談
“光”クラブより応答あり / 伊集院光 古屋兎丸

■線に殺されないためのレッスン
逆説的な、あまりにも逆説的な――古屋兎丸の初期作品を巡って / 永山薫
古屋兎丸と『月刊漫画ガロ』 / 可児洋介
若年女性を象る線とイメージの所在――古屋兎丸、類型と引用 / 杉本章吾

■映画『ライチ☆光クラブ』
ジャイボの愛情と酷薄 / 間宮祥太朗 聞き手=編集部
『ライチ☆光クラブ』の〈新生〉 / 内藤瑛亮 聞き手=編集部

■救済と破滅の叙事詩
少年の世界への別れと鎮魂――『インノサン少年十字軍』 / 平田松吾
小さきもの達の囁きを聴け――『幻覚ピカソ』の精神分析 / 稲垣諭
きっと、憎むものはおなじ / 西田藍

■學蘭歌劇『帝一の國』
帝一のおまつり / 木村了 聞き手=編集部
光明のあるところを目指して / 三津谷亮 聞き手=編集部
ダイアローグの横顔――ふたつの二次元からの跳躍 / 喜安浩平 聞き手=編集部

■美しき者の革命劇
「政治的なもの」を浮かび上がらせる――『帝一の國』をめぐる小考 / 紙屋高雪
異端の系譜(仮) / 日高利泰

■純粋なる生の一幕
古屋兎丸全マンガ単行本解題 / 可児洋介

 


■今月の作品
石川木子・小畑亮平・牛坂夏輝・竹村転子・神山紗良 / 選=三角みづ紀

■われ発見せり
ロータリー / 百瀬文