木下ちがや 著
定価3,960円(本体3,600円)
発売日2015年9月
ISBN978-4-7917-6884-4
治安法制。
それは特定の集団や結社あるいは社会運動を規制する国の法律である。
近代市民社会は「法の下の平等」をうたう。
しかし、それは建前であり、近代国家の歴史とは、不人気な集団や不穏な集団をいかに扱うかという攻防の歴史でもあるのだ。
アメリカの事例をもとにしながら、国家がどのようにして自らの「敵」を定めるかという治安法制のダイナミズムを分析し、日本がいま抱えている秘密保護法、ヘイトスピーチ規制まで考察する画期的な一冊。