柄谷行人 著
定価2,420円(本体2,200円)
発売日2014年8月
ISBN978-4-7917-6797-7
『世界史の構造』(2010)以後、著者が取り組んできたのは、まずギリシアにかんして「哲学の起源」を論じることであり、つぎに取り組まれたのが、帝国、帝国の周辺と亜周辺という問題だった。資本=ネーション=国家の世界のもと、私たちが構想しえる未来とはいかなるものであり、世界共和国への可能性とはどこにあるのか。雑誌『現代思想』での連載「中国で読む『世界史の構造』」を全面的に改稿。