佐々木正 著
定価2,640円(本体2,400円)
発売日2014年5月
ISBN978-4-7917-6781-6
これまで親鸞の影に隠れがであった法然の思想がじつはきわめてラディカルであったことを示し、 〈専修念仏〉〈悪人正機〉など、日本仏教を変革した重要テーマは、法然によって準備され親鸞によって実践された思想的達成であったことを解き明かす。 法然はいかにして親鸞を「肉食妻帯」に踏み切らせたのか。いかにして「悪人正機」の本義を授けたのか。 両者の関係を捉えなおすことによって、親鸞の謎を解明し、ひいては日本仏教の核心に迫る、新説に満ちた意欲作。