小林賴子 著
定価3,190円(本体2,900円)
発売日2014年1月
ISBN978-4-7917-6760-1
エデンの園からモネの庭まで。庭園論にして西欧文明論。 聖書の失楽園以来、庭園は人びとにとって尽きせぬ憧れの対象としてあり続けた。 天上の楽園としての天国の表象や、ギリシア・ローマの神話の園、貴族たちのルネサンス庭園から世俗化した市民の庭(オランダ市民階級やモネの庭)まで、門、囲い、水・泉、迷宮、洞窟、庭師、花・樹木・果実などを手がかりに、美術作品を通じ古今の庭園を逍遥、庭園について考察する。