造反有理

-精神医療現代史へ -

立岩真也 著

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造反有理

定価3,080円(本体2,800円)

発売日2013年12月

ISBN978-4-7917-6744-1

精神障害者に現代社会はどう向き合ってきたのか――。 1960年代に、精神医学批の運動があった。当時の学生運動の主張=大学解体とも関わりつつ、患者を社会に適応させようとする従来の医療のあり方に鋭い批と糾弾を浴びせた。 「造反派」と名指しされたその動向と、彼らに批された側、両者の実態を膨大な文献から掘り起し、肉薄する。 開放病棟、薬物療法や生活療法への問い、ロボトミー手術への批などを具体的に検証し、 鎌田實、中井久夫、神田橋條治らの錚々たる医療者たちの若き日の模索と成果と挫折とはいかなるものだったのか考察する