吉田敦彦 著
定価2,420円(本体2,200円)
発売日2013年10月
ISBN978-4-7917-6729-8
日本神話には、じつはさまざまな矛盾点が含まれている。 スサノヲはなぜ罰を受けても偉大な神であり続けたのか?正確にはイザナミの子ではないスサノオが、イザナミを母と慕うのはなぜか?『風土記』ではオホクニヌシとスクナビコナが稲作を広めたことになっているが、『古事記』『日本書紀』ではその記述がないのはなぜか? 日本神話においてこれまでおざなりの読み方などで見落とされてきた矛盾・撞着・つながりの不自然さなどの「論点」を読み解き、著者による再解釈を施す注目の書。