英対話力

-コミュニケーションで出会うあたらしい自分-

宮永國子 著

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英対話力

定価1,540円(本体1,400円)

発売日2013年5月

ISBN978-4-7917-6698-7

一発逆転の英語術
TOEICでは測れない本当の英語力のために――。人類学者にしてライシャワー研究所(ハーバード大)研究員、英語塾も経営する著者が教える、英語でいちばん大切なこと&最先端の発想法。

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【目次】

はじめに

第1章 何がみえている?
はじまりはちょっとしたカンちがい/状況が100%分かった?/自分に見えている光景は――/相手には違う光景が見えている/誤解をとく努力が誤解を呼んだ/見えていなかった初歩的なミス/英語ネイティブにはミスに見えない/日本語経由で英語を学習するから/お互い人間/感情は個人情報/感情には踏み込まないで/勝ちを導く一般論/インタラクションは教育のかなめ/相手を読むのは最初の一手

第2章 共通の基盤を発話で作る
インタラクションはグローバルスタンダード/どこかが通じていないけれど、どこ?/ネイティブの親がいないので/企業現場でここまで話せていたら/抽象は難しい?/新しい事には早く慣れよう/大学より塾で誰にも/夏季研修は五日で突破/ルールを守る能力/洗練という自動装置を出るには/現場で発話/通じる英語はインタラクティブ/文章で発話する/だからこその一般法則/共通の基盤を提示する/大人の英語は通じる/僕、変わらなくては!/ほんとうならこう聞こえる/仕上げは帰国してから/ハリケーン襲来、どうする?!/電話での緊急会話/必死の英会話/脱出成功

第3章 創造は事実からはじまる
事実関係の提示能力/失敗の経験からはじまる/場を替えてもう一度/言いたかったこと、言えたこと/相手の部分は変更禁止/知らせる努力/通じれば相手は変わる/同じ経験を二度繰り返す/相手の言うことが分からない、と分かる/インタラクションは自己啓発/自己啓発の次は自己呈示/事実は共有されているか/相手の言いたいことが聞こえているか/感情と世界は別/自分のためのシナリオ/最初の場に再度挑戦/中国語しか分からない/相手も英語は外国語/事実的に率直に/マルチなグローバル社会人/木も森も見る/「見えている」ものは「見たいもの」

第4章 他者を味方にする
出会いの英語を習得する/何か変だ/これはひどい/ユーモアは人間力/反撃に出る/相手の意外な反応/いよいよ対決/準備おさおさ怠りなく/相手の立場は?/日本紳士のアプローチ/驚くべき展開/それは禅かね?/禅ではなくて新グローバルスタンダード

第5章 感情は文化の仕組み
悩みは同じ/群れの外は完全無防備/グローバルな和の原理は?/体育会系がグローバル化できるなら/文化は絶対ではない/二人の田中さん?/自分の中に文化の接点を創り出す/異文化への行きと帰り/共感を求めて/YESとNOの感情表現/すれ違いはどこに?/文化の接点を契約精神に求めれば/契約社会のすぐれた感性/契約は勝手に変更できない/先入観の絶対化/グローバルに考えよう/最善の説明は無手勝流/共感は作り出すもの/ドアの開閉とThank you の関係/日本料理店のThank you/再びグローバルに考え、ローカルに振る舞う

おわりに


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[著者] 宮永國子(みやなが・くにこ)

ブリティッシュ・コロンビア大学Ph.D.(社会人類学)。国際連合大学研究員、オックスフォード大学上級研究員、国際基督教大学大学院教授などを経て、現在ハーバード大学ライシャワー日本研究所所属研究員、国際基督教大学研究員、NPO法人The Human Potential Institute理事長。宮永コンピテント英語塾会長(http://competent.jp/)。
著訳書に、The Creative Edge : Emerging Individualism in Japan、『人類学的出会いの発見』、『グローバル化とアイデンティティ』、『とつぜん会社が英語になったら・・・
』、『個のアイデンティティ』(K・バリッジ)など。