浅草十二階

-塔の眺めと〈近代〉のまなざし -

細馬宏通 著

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浅草十二階

定価2,640円(本体2,400円)

発売日2011年9月

ISBN978-4-7917-6618-5

関東大震災で失われた浅草凌雲閣、通称「十二階」。眼下に吉原を望み、日本初のエレベーター、百美人、戦争絵を擁し、絵や写真となり、見世物小屋、広告塔としても機能したこの塔の眺めが、啄木や花袋らのまなざしをとらえ、「近代」の欲望を体現する。新たにコラム「飛行機は空の黒子(ほくろ)」「魔法使いの建てた塔」を増補。