宋安鍾 著
定価2,860円(本体2,600円)
発売日2009年2月
ISBN978-4-7917-6456-3
戦前興行界を湧かせた幻の女性歌手・演芸人、龜子。戦後ジャズブームに頭角を現し、日韓をまたいで活躍した吉屋潤の栄光と挫折。そして今日までの歌謡曲・フォーク等の歴史を彩る二世、三世、四世たち。彼らの背負ったものと勝ち得たもの、そして未来とは――。「失郷民」のうたの知られざる消息を掘り下げ、あらたな「在日」文化の可能性を展望する。