子安宣邦 著
定価2,420円(本体2,200円)
発売日2008年6月
ISBN978-4-7917-6410-5
「東アジア共同体」構想が浮上するなか、いまふたたび「近代の超克」が呼び戻されようとしている。侵略と解放が無自覚に混同されたまま戦われた戦争に追随した、昭和の思想的難題。その実態と核心は何だったのか? 竹内好、三木清、小林秀雄、保田與重郎らの言説を批的に読み解き、アジアにおける反戦平和の思想へ向けて、新たな扉を押しひらく。