ジャック・デリダ 著,松葉祥一, 榊原達哉, 加國尚志 訳
定価5,280円(本体4,800円)
発売日2006年4月
ISBN4-7917-6257-6
アリストテレスから現代にいたる哲学が、触覚の直接性に基づく「直感主義」の罠に陥る様を詳細に分析し、それを免れたナンシーの哲学の可能性を押し開く。現象学からドゥルーズを含むフランス現代思想全般を初めて批的に論じ、その精神的背景としてのキリスト教=グローバリゼーションの脱構築を試みたデリダ晩年の哲学的主著。