建築と破壊

-思想としての現代 -

飯島洋一 著

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建築と破壊

定価3,080円(本体2,800円)

発売日2006年1月

ISBN4-7917-6247-9

人びとはツインタワーの消滅を見たいと密かに願っていた。ロシア革命に端を発し、テロル・暗殺など20世紀の黙示録的事件に脈々と通底する感情が、新世紀劈頭の9・11に収斂した―。自意識の分裂という強迫観念に囚われた、ドストエフスキーからA・ウォーホル、D・アーバスらの果敢な営為に、空虚で寄る辺ないわれらの時代の気分を抉る、大胆で意欲的な文化批。