世界は思い込みでできている

-なぜわたしたちは認知バイアスにとらわれてしまうのか-

アマンダ・モンテル 著,西川由紀子 訳

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア
  • Google+でシェア
世界は思い込みでできている

定価2,860円(本体2,600円)

発売日2026年8月26日

ISBN978-4-7917-7803-4

「やたら不安」な時代、だれもが思い込みにとらわれている

・好きなアーティストを崇拝するあまり、その人格全体を決めつけてしまう……ハロー効果
・大きな出来事の裏にはかならず「陰謀」があるのだと信じ込んでしまう……比例バイアス
・自分の意見や決断を後押ししてくれる情報のみを集めてしまう……確証バイアス

処理しきれないほどに情報が溢れる現在、因果関係のない物事を結びつけてしまう「魔術的思考(マジカルシンキング)」が過剰なまでに暴走している。混乱と不安によって生み出される「考えすぎ」の思考パターンを解き明かす。

line2.gif

[目次]

序章 過剰な魔術的思考とは? 現代の不合理性を理解するヒント
第1章 テイラー・スウィフトは私の母親? ハロー効果に関する考察
第2章 マニフェステーション 比例バイアスに関する考察
第3章 有害な恋愛もカルトの一種 サンクコストの誤謬に関する考察
第4章 悪口についての仮説 ゼロサム思考に関する考察
第5章 ネット上で最期を見送るということ 生存者バイアスに関する考察
第6章 渦巻く時間 親近錯覚に関する考察
第7章 詐欺師の心の内 自信過剰バイアスに関する考察
第8章 アンチが私をやる気にさせる 真実の錯覚効果に関する考察
第9章 遅刻したのは水星逆行のせい 確証バイアスに関する考察
第 10 章 ノスタルジー・ポルノ 衰退主義バイアスに関する考察
第 11 章 平凡な手作業愛好家という魔術 イケア効果に関する考察
謝辞
原注
索引

line2.gif

[著者]
アマンダ・モンテル(Amanda Montell)
ニューヨーク大学で言語学の学位を取得後、ロサンザルスを拠点に作家として活動。言語学の観点からカルトを分析したCultish(邦訳『カルトのことば——なぜ人は魅了され、狂信してしまうのか』青木音訳、白揚社、2024年)は、ニューヨーク・タイムズ・ベストセラーにランクイン。『ニューヨーク・タイムズ』や『マリ・クレール』、『コスモポリタン』などでの執筆業のかたわら、ポッドキャスト「Sounds Like A Cult」のホストを務める。

[訳者]
西川由紀子(にしかわ ゆきこ)
神戸女学院大学文学部英文学科卒業。ITエンジニア、青年海外協力隊(ベリーズ)を経て、立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科修了。大阪府在住。訳書にジョナサン・ハイト『不安の世代——スマホ・SNSが子どもと若者の心を蝕む理由』(草思社)、ジョナサン・ハイト&グレッグ・ルキアノフ『傷つきやすいアメリカの大学生たち——大学と若者をダメにする「善意」と「誤った信念」の正体』(草思社)、アビゲイル・ゲワーツ『子どもを救う親子の会話——「不安の時代」への処方箋』(評論社)など。