定価2,640円(本体2,400円)
発売日2026年7月27日
ISBN978-4-7917-7797-6
犬は「生きる意味」を知っている。
毎日の散歩を全力で駆け抜け、死のほんの数分前まで大好きだった遊びに興じる——。目の前のことに没入し、その活動を心から愛する犬たちは、生きることの喜びを知っているのではないか。迷い、ためらい、自らを断罪する人間という生きものを、犬の生きざまから照らしかえす哲学エッセイ。

[目次]
はじめに
一章 シャドウの岩
二章 吟味のない生
三章 鏡よ、鏡
四章 賭博者の自由
五章 善き犬
六章 生の設計
七章 イップスに苦しむ犬
八章 エデンにまなざしを投じ
参考文献
謝辞

[著者]マーク・ローランズ(Mark Rolands)
マイアミ大学哲学科の教授・学科長。著書は20冊以上にのぼり、計20ヶ国語をこえる言語に翻訳されている。なかでもオオカミ犬「ブレニン」との出会いと別れをつづった『哲学者とオオカミ』(白水社、2010年)は世界的ベストセラーとなった。邦訳のあるほかの著書として、『哲学者が走る』(白水社、2013年)がある。
[訳者]梅田智世(うめだ・ちせい)
翻訳家。訳書に、アラン・タウンゼンド『このありふれた星屑は』(みすず書房)、アレックス・ライリー『極限環境生物 人間なら秒で死ぬ!ありえない場所でがんばる生きものたち』(日経ナショナルジオグラフィック)、デイヴィッド・トゥーミー『生きものは遊んで進化する』(河出書房新社)、アダム・ハート『うんこの世界』(晶文社)、エリザベス・コルバート『世界から青空がなくなる日』(白揚社)、クライブ・ウィン『イヌはなぜ愛してくれるのか』(早川書房)など多数。