ユリイカ2026年6月号 特集=杉本博司

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ユリイカ2026年6月号 特集=杉本博司

定価1,980円(本体1,800円)

発売日2026年5月27日

ISBN978-4-7917-0478-1

東京国立近代美術館「杉本博司 絶滅写真」展開催記念
現代美術作家として写真にとどまらず、日本美術や骨董、古典芸能、建築とも交わりながら芸術の語りそのものさえときに撹乱してきたそのミクロコスモスはいまなにを示そうとしているのか、現代の数寄者・杉本博司のモノとの交感を見据える。

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特集*杉本博司

❖インタビュー
杉本立体曼荼羅――数寄の生態系をめぐって / 杉本博司 聞き手=橋本麻里

❖詩
溯る――杉本博司に / 高橋睦郎

❖杉本博司と出会いなおす
ハーフシリアス / 小池一子
神々の退屈 / 建畠晢
個と類と、杉本博司 / 中村佑子

❖江之浦の汀から
四次元のモニュメント――江之浦測候所・大ガラス・田舎家 / 安藤礼二
触れられるものと触れられぬもの――杉本博司の時空意識に妄想を逞しくする。 / 稲賀繁美
豆腐という普遍 / 阿部真弓
廃墟の庭で白く晒され……――杉本博司初期三部作、江之浦測候所と三島由紀夫の「影」 / 原瑠璃彦
事物のファランステール――杉本博司または新素材研究所による建築についての注記 / 片桐悠自

❖写真という絶対
時間・場所・意識の起源へ――杉本博司の実践とその横断的思考 / 秋元雄史
あわいの水平線――杉本博司の時間について / 鈴木健
杉本さんとの幸運な出会い――気まぐれな一美術愛好家の視点から / 千頭孝史

❖曰く、〈絶滅〉とは――
Komm süßer Tod――二〇二六年の杉本博司 / 清水穣
杉本博司の「絶滅写真」考 / 近藤貴子
杉本博司の「永遠なる海」――ヴァニタスとドイツ・ロマン主義の思想から / 仲間裕子
装置としての「本歌取り」――杉本博司とマルセル・デュシャンをめぐって / 平芳幸浩
本歌取り作品の行方――スクリーンとしての「日本美術」 / 井戸美里

❖憑代・杉本博司
「江之浦奇譚」外伝 / 千宗屋
杉本修羅能「巣鴨塚 ハルの便り」を演じて / 大島輝久
春日信仰から杉本博司さんとは / 花山院弘匡
味占郷みせんきょうのレシピ――杉本流おもてなしのうらばなし / 西原史

❖古と/の歌合
杉本博司と古美術蒐集――十一面観音立像、春日信仰、古材、考古遺物 / 瀬谷貴之
観音像を多元化する――杉本博司と小津安二郎 / 松原知生
保田與重郎と杉本博司――江之浦測候所を中心に / 遠藤太良
一万年後の眼――杉本博司の「物」と「MINGEI」 / 佐々風太
パロディだけじゃだめですか?――「本歌取り」が想起させる集合的記憶と「日本的なもの」 / 横山詢

❖観測者のまなざし
レンズ、光、そして世界が与えられたとせよ――杉本博司写真作品解題 / 片岡真実

 

❖忘れられぬ人々*56
故旧哀傷・伊庭保(四) / 中村稔

❖物語を食べる*48
死をめぐる瞑想の道行きに / 赤坂憲雄

❖詩
衣服の詩学――こころのコラージュ / 小野原教子

❖今月の作品
小野寺奏・夕空しづく・祁答院刻・こうちちか・肥沼武・禾アキラ / 選=高橋順子

❖われ発見せり
コリアンダー / 池田知徳

 

表紙・目次・扉=北岡誠吾
表紙図版=杉本博司《Earliest Human Relatives》1994
©︎Hiroshi Sugimoto