ペンギンは歴史にもクチバシをはさむ 増補新版

上田一生 著

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ペンギンは歴史にもクチバシをはさむ 増補新版

定価3,520円(本体3,200円)

発売日2024年5月28日

ISBN978-4-7917-7647-4

人類とペンギンの過去・現在・未来

その愛らしさで世界中で絶大な人気を誇るペンギン。だが、過去には食料や燃料として大量に殺戮されてきた苦難の歴史もあった。過酷な環境の中で生き抜いてきたペンギンと人間の物語を斯界の第一人者が貴重な図版満載で紹介する文化史。図版60点以上追加で待望の復刊!

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[目次]

序 人よせペンギン
ペンギン・イメージ/親近感/珍しさ/かわいらしさ/たくましさ/あっちも見ている/呼び名の驚きと集団行動/日本人のペンギン好きは世界一?/変身を続けた鳥

第1章 太った海鳥
日本に野生のペンギンがいる/パタゴニアの海洋狩猟民/昔はどの家でもペンギンを飼っていたものさ/糞尿物語/南アフリカの民族衣装/かん高い声で鳴くもの/ヨーロッパにいた「北のペンギン」/再発見/狩猟・利用法/そして一羽もいなくなった/責任者探し/語源論争/ラテン語起源説が優勢/太陽王ルイ一四世のコレクション

第2章 羽毛のはえた魚
両カトリック教国の世界戦略/挑戦者たち/急増する目撃記事/「未知の南方大陸」を象徴する生きもの/記録されなかった絶滅

第3章 ペンギンズ・イン・プリント
ヨーロッパ人になったペンギン/描かれたペンギン、地名になったペンギン/博物図の誘惑/見世物の効果/活字の中の漂流

第4章 シロクマのともだち
アザラシ猟・捕鯨、そして企業的ペンギン狩り/ペンギン釜ゆで事件/ダーウィンの衝撃/「動物いじめ」から「動物愛護」へ/動物園デビュー/子どもの本の世界へ/南極点レース

第5章 オタクの国のペンギン踊り
世界図の謎/企鵝の謎/ペンギンを食べた「日本人」第一号?/徳川家康はペンギンを知っていた?/ペンギン皮がやってきた/舶来イメージ広がる/白瀬隊「謎のペンギン踊り」/生きてるペンギンがやってきた/平和と繁栄の象徴/変身はまだまだ続く

第6章 ペンギンの現在地・人間の現在地
今われわれはどこにいるのか? どこに向かおうとしているのか?/「ノルウェーに放されたペンギン」の逸話/基本的事実の確認/「極地帝国主義」の先兵/「極地帝国主義」をめぐる縦の糸・横の糸/「核の冬」/ハイジャンプ作戦・ウィンドミル作戦/国際地球観測年(IGY)/南極研究特別委員会(SCAR)/南極条約/『沈黙の春』が変えた世界/動物園・水族館に課せられた重く大きな宿題/「ペンギン生物学」の成立/ペンギンは「センチネル」

あとがき

増補新版あとがき

引用・参考文献一覧

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[著者]上田一生(うえだ・かずおき)
ペンギン会議研究員、IUCN・SCC・ペンギン・スペシャリスト・グループ」(PSG)メンバー。1954年、東京都出身。國學院大學卒業。ペンギン会議研究員としてペンギンの研究・保全活動を30年以上実施。主な著書に、『ペンギンの世界』、『ペンギンは歴史にもクチバシをはさむ』、『ペンギンのしらべかた』(いずれも岩波書店)などがある。共訳書には、『ペンギン大全』(パブロ・ガルシア・ボルボログ、P・ディー・ボースマ著、青土社)がある。