定価3,520円(本体3,200円)
発売日2024年3月4日
ISBN978-4-7917-7635-1
ヒトはいつ、どこでヒトになったのか?
私たち人類の祖先は500万年にわたって猿人からホモ・サピエンスへと進化し、その過程で、外見、言語、文化は非常に多様化した。本書は考古学、生物学、人類学、言語学の研究を統合し、アフリカの最初の人類から、大陸移動、そして農業の台頭と人口の急増まで、人類の進化の物語を詳細かつかつ生き生きと描く。
ジャレド・ダイアモンド氏 山極壽一氏 推薦
農業と人類の拡散についての第一人者であるピーター・ベルウッドのこの素晴らしい本には、私たちの先祖とチンパンジーの祖先が別れてからの500万年にわたる人類と原人の物語が描かれている。包括的でバランスが取れていて、そして魅力的な記述で複雑な出来事をわかりやすく説明してくれている最高傑作だ。本書を次に読むべき本として推薦する。――ジャレド・ダイアモンド(『銃・病原菌・鉄』著者)

[目次]
序章
第一章 オデッセイの出現
第二章 オデッセイが始まる
第三章 アフリカから出て
第四章 新しい種の登場
第五章 謎の新参者
第六章 境界を広げる
第七章 食料生産がどのように世界を変えたか
第八章 植物栽培と動物家畜化の故地
第九章 遠い過去からの声
第一〇章 肥沃な三日月地帯とユーラシア西部
第一一章 アジア・太平洋の冒険
第一二章 アフリカ、オーストラリア、そして南北アメリカ大陸
第一三章 類人猿から農業へ
謝辞
訳者後書き
註
索引

【著者】ピーター・ベルウッド(Peter Bellwood)
オーストラリア国立大学名誉教授。1943年英国レスター市生まれ。80年に英・ケンブリッジ大大学院で博士号を取得。著書に『農耕起源の人類史』(京都大学学術出版会・2008年)ほか。2021年に「自然と人間との共生」に寄与した研究に贈られるコスモス国際賞(公益財団法人国際花と緑の博覧会記念協会主催)受賞。
【訳者】河合信和(かわい・のぶかず)
1947年、千葉県生まれ。1971年、北海道大学卒業。同年、朝日新聞社入社。2007年、定年退職。進化人類学を主な専門とする科学ジャーナリスト。旧石器考古学や民族学、生物学全般にも関心を持つ。著書に『ヒトの進化 七〇〇万年史』(筑摩書房)、翻訳書にパット・シップマン『ヒトとイヌがネアンデルタール人を絶滅させた』、ピーター・S・アンガー『人類は噛んで進化した』(共に原書房)ほか。