定価2,420円(本体2,200円)
発売日2023年10月27日
ISBN978-4-7917-7591-0
燃え尽き症候群(バーンアウト)その実態と処方箋
「燃え尽き症候群(バーンアウト)」はストレスや仕事への不満を語るときの用語として流通しているが、その意味は正確に理解されておらず、激務の疲労や仕事への絶望に苦しむ労働者の役に立っていない。本書は、「ノーを言えるようになる」ことや「瞑想する」ことの無意味性を明らかにしながら、仕事が今や私たちの価値観とアイデンティティを象徴するものになってしまっていることを指摘し、そこから逃れるための道を提示する。燃え尽きて大学教授の職を辞すことになった著者によるバーンアウト文化への処方箋。

[目次]
はじめに
第一部 バーンアウト文化
一章 誰もがバーンアウトしているのに、誰もバーンアウトの実態を知らない
二章 バーンアウト 最初の二〇〇〇年
三章 バーンアウト・スペクトラム
四章 バーンアウトの時代、労働環境はいかに悪化したか
五章 仕事の聖人と仕事の殉職者 私たちの理想の問題点
第二部 カウンターカルチャー
六章 すべてを手にいれることはできる 新たな「良い人生」像
七章 ベネディクト会は仕事という悪霊をどのように手なづけたのか
八章 さまざまなバーンアウト対策
終わりに ポスト・パンデミックの世界における非エッセンシャルワーク
謝辞
註
訳者あとがき

[著者]ジョナサン・マレシック(Jonathan Malesic)
エッセイスト、ジャーナリスト。大学教授の職を燃え尽き症候群で失った経験を、自らの専門でもある神学などの視点から分析を続ける。
[訳者]吉嶺英美(よしみね・ひでみ)
翻訳家。ダンバー『なぜ私たちは友だちをつくるのか』、ベコフ他『犬だけの世界』(以上青土社)などがある。