あしたの防災学

-地球科学者と考える災害と防災-

神沼克伊 著

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あしたの防災学

定価2,420円(本体2,200円)

発売日2022年8月26日

ISBN978-4-7917-7494-4

まず「敵を知る」ことからはじめよう
世界中で起こっているマグニチュード6以上の地震の20%以上が日本列島で起こっている。また各地で前例のないほどの大雨を降らせる線状降雨帯も近年多く発生している。こうした自然災害から身を守るにはどうしたらいいのか。そのためには自然現象の起こるメカニズムと過去の災害を知ることが重要なのだ。地球科学を専門にする著者が、地震、津波、火山、気象など自然災害について考えながら、その対策をも提示する一冊。

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[目次]

はじめに

第1章 災害から身を守る

   1・1 自然災害

   1・2 未来予測

   1・3 敵を知る

第2章 地球とその周辺

   2・1 スフィア(圏)という概念

   2・2 磁気圏

   2・3 大気圏

   2・4 対流圏

   2・5 水圏

   2・6 雪氷圏

   2・7 地球圏

   2・8 生物圏

第3章 地震災害

   3・1 地震とは 

   3・2 地震の起こる場所 

   3・3 大地震の予測されている地域 

   3・4 首都圏の地震 

   3・5 南海トラフ沿いの地震 

   3・6 三陸沖地震 

   3・7 日本海側のプレート境界の地震 

   3・8 日本海沿岸の大地震 

   3・9 学者・気象庁を困らせた地震 

   3・10 学者を狂わせた東日本大震災 

   3・11 気象庁を狂わせた熊本地震 

   3・12 避難行動 

   一口メモ 原子力発電所は建設しない

第4章 津波災害

   4・1 津波を発生させる地震 

   4・2 繰り返される三陸沖津波 

   4・3 火山噴火による津波 

   4・4 遠方の地震による津波 

   4・5  津波対策 

   一口メモ 「条件付き出港」は自然無視

第5章 火山災害

   5・1 噴火現象 

   5・2 複雑な火山災害 

   5・3 火山体周辺の災害 

   5・4 広域な火山災害 

   5・5 火山ガス 

   5・6 富士山の噴火に伴う情報 

   5・7 火山防災マップ 

   5・8 避難 

   一口メモ 崖崩れ

第6章 気象災害

   6・1 多種多様な気象災害 

   6・2 暴風 

   6・3 台風 

   6・4 豪雨・大雨 

   6・5 豪雪・大雪 

   6・6 高潮・赤潮 

   6・7 竜巻とトルネード、ダウンバースト 

   6・8 強風・突風 

   6・9 干害 

   6・10 冷害 

   6・11 酷暑 

   6・12 火災 

   6・13 そのほかの気象災害 

   6・14 ブリザードとホワイトアウト 

   6・15 避難生活 

   一口メモ 能登半島の地震活動

第7章 危機管理

   7・1 一〇〇〇年に一度の現象への対応 

   7・2 日本海溝・千島海溝地震、南西諸島海溝の地震 

   7・3 二二世紀問題 

   7・4 同じことの繰り返し 

   7・5 弱者への配慮 

あとがき

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[著者]神沼克伊(かみぬま・かつただ)

1937年神奈川県生まれ。 固体地球物理学が専門。 国立極地研究所ならびに総合研究大学院大学名誉教授。 東京大学大学院理学研究科修了(理学博士)後に東京大学地震研究所に入所し、地震や火山噴火予知の研究に携わる。 1966年の第八次南極観測隊に参加。 1974年より国立極地研究所に移り、南極研究に携わる。 2度の越冬を含め南極へは15回赴く。南極には 「カミヌマ」の名前がついた地名が2箇所ある。 著書に『南極情報101』 (岩波ジュニア新書、 1983)、 『南極の現場から」 (新潮選書 1985)、 『地球のなかをのぞく』 (講談社現代新書、 1988)、 『極域科学への招待』(新潮選書、1996)、 『地震学者の個人的な地震対策』 (三五館、1999)、『地震の教室』 (古今書院、2003) 、『地球環境を映す鏡 南極の科学』 (講談社ブルーバックス、2009)、 『みんなが知りたい南極・北極の疑問50』 (ソフトバンククリエイティブ、2010)、『次の超巨大地震はどこか?』(ソフトバンククリエイティブ、2011)、「次の首都圏巨大地震を読み解く M9シンドロームのクスリとは?」 (三五館、2013)、「白い大陸への挑戦 日本南極観測隊の60年』(現代書館、2015)、『南極の火山エレバスに魅せられて』(現代書館、2019)、『あしたの地震学』(青土社、2020)、『あしたの南極学』(青土社、2020)、『あしたの火山学』(青土社、2021)など多数。