定価1,980円(本体1,800円)
発売日2016年4月
ISBN978-4-7917-6921-6
時代はいま、「内戦と民主主義」という古くて新しい問題に直面しつつある。十数年の時を経て緊急出版されたこの書物は、「テロ戦争」として我々の前に姿を現しているこの時代を読み解くにあたっての最良の導き手である。――國分功一郎
イタリア現代思想の旗手によるライフワーク「ホモ・サケル」シリーズ最新作。
西洋古典のなかから、従来の政治学の枠組みでは捉えきれない「スタシス(内戦)」の概念を大胆に抽出する。
9.11以後のテロ戦争から、昨年のパリ襲撃事件、日本の国会前デモまで、いまの国内外の政治情勢を考察するうえでも必読の一冊。

序
一 スタシス
二 リヴァイアサンとビヒモス
翻訳者あとがき
参照文献
人名索引

[著者]ジョルジョ・アガンベン(Giorgio Agamben)
一九四二年生まれ。美学・言語哲学から出発し、現在では政治哲学を中心に著作を発表している。日本語訳に『ホモ・サケル』(以文社)、『アウシュヴィッツの残り物』(月曜社)、『例外状態』(未來社)、『王国と栄光』(青土社)、『いと高き貧しさ』(みすず書房)、『身体の使用』(みすず書房)など多数。
[訳者]高桑和巳(たかくわ・かずみ)
一九七二年生まれ。慶應義塾大学理工学部准教授。専門はイタリア・フランス現代思想。著書に『フーコーの後で』(共編著、慶應義塾大学出版会)、『アガンベンの名を借りて』(青弓社)、訳書にアガンベン『ホモ・サケル』『王国と栄光』の他、M・フーコー『安全・領土・人口』(筑摩書房)、A・マリー『ジョルジョ・アガンベン』(青土社)など多数。