殺人の人類史 下

コリン・ウィルソン、デイモン・ウィルソン 著,松田和也 訳

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殺人の人類史 下

定価3,300円(本体3,000円)

発売日2016年11月25日

ISBN978-4-7917-6962-9

人はなぜ暴力をふるうのか。究極の問いへの答えを求めて
殺人、それは、一部の理性や良心を持たない人たちの異常な行動ではない。歴史は、私たちのはるか祖先が相手の戦士だけでなく女も子どもも残忍に殺し、多くの宗教は血みどろの事例に彩られ、あらゆる独裁者はゴミのように人々を屠ってきたことを物語っている。これから人類はいったいどこへ行くのか。鬼才が最後に描いた、未来のわたしたちとは。

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【目次】

第2部 殺人者と生きる――コリン・ウィルソン


第19章 ロッティング・ヒルの三人の殺人鬼

第20章 怪物狩り

第21章 「虎よ、虎よ」

第22章 性の精髄

第23章 ポルノを創った男

第24章 全てを憎んだ男

第25章 悪鬼(ブギーマン)

第26章 悪霊に憑かれた世界


第3部 結論――デイモン・ウィルソン


第27章 なぜ戦わない

第28章 腐った林檎

第29章 良い林檎

終結
 

訳者あとがき
参考文献
人名索引

 

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[著者] コリン・ウィルソン(Colin Wilson)

1931年、イギリス生まれ。労働者階級の家に生まれ、さまざまな職につきながら独学、作家の道を志す。56年、『アウトサイダー』でデビュー。思想家・小説家の評伝や、性的倒錯、動機なき殺人、神秘主義などの研究、小説の執筆を通して独自の人間観を展開。著書に『現代殺人百科』、『世界残酷物語』、『世界不思議百科 総集編』(以上、青土社)ほか多数。

[著者] デイモン・ウィルソン(Daimon Wilson)

ロンドン在住の作家。The Crime Archives や The Mammoth Book of Prophecies など多数の著作がある。コリン・ウィルソンとの共著に『世界超能力百科』(青土社)などがある。

[訳者] 松田和也(まつだ かずや)

翻訳家。M・バンソン『吸血鬼の事典』、R・H・ロビンズ『悪魔学大全』、P・ヴロンスキー『シリアルキラーズ』、E・バトラー『よみがえるヴァンパイア』(以上、青土社)、C・ウィルソン『アトランティスの暗号』(学習研究社)など訳書多数。