読書の愉しみ

中村稔 著

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読書の愉しみ

定価2,090円(本体1,900円)

発売日2016年7月22日

ISBN978-4-7917-6942-1

「読書をどう愉しむかは人によりさまざまでありうる。本書に記した愉しみに触発されて、読者の方々がそれぞれの読書の愉しみを見いだしてくださることを私は期待している」(後記より)
イザベラ・バード、クロポトキンから柿本人麻呂、太宰治まで。大知識人による豊穣なる書物の世界への誘いの書。

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【目次】

イザベラ・バード『日本紀行』について(その一)

イザベラ・バード『日本紀行』について(その二)

P・クロポトキン自伝について(その一)

P・クロポトキン自伝について(その二)

柿本人麻呂――石見相聞歌

源実朝『金槐和歌集

加藤楸邨という小宇宙

太宰治について

後記

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[著者] 中村稔(なかむら みのる)

1927年、埼玉県大宮生まれ。詩人・弁護士。一高・東大法学部卒、『世代』同人。1950年、書肆ユリイカから詩集『無言歌』を処女出版。詩集『鵜原抄』(高村光太郎賞)、『羽虫の飛ぶ風景』(読売文学賞)、『浮泛漂蕩』(藤村記念歴程賞)、伝記『束の間の幻影 銅版画家駒井哲郎の生涯』(読売文学賞)、自伝『私の昭和史』(朝日賞、毎日芸術賞、井上靖文化賞)ほか、著書多数。