定価1,361円(本体1,238円)
発売日2000年7月
ISBN978-4-7917-1061-4
■連載――私の一宮巡詣記 第21回
神功皇后地帯の東端 防長の一宮 玉祖 住吉 / 大林太良
■歩行と思索
コンピュータ技術の言語的本質 / 岩谷宏
■連載――世界と生命 第3回
世界と生命 知の媒体性への現象学的考察 3 / 新田義弘
■新連載――往復書簡=剣の思想 第1回
歩行について / 前田英樹
特集=メディオロジー
【討議】
メディオロジーとは何か ――レジス・ドゥブレの思想圏 / 西垣通+石田英敬
【メディオロジーとは何か】
これはあれを滅ぼさないだろう / ルイーズ・メルゾー (訳=神山薫)
道路の化学 哲学者と土建屋の対話
/ フランソワ・ダゴニェ+アラン・デュポン+ミシェル・シャパ (訳=中村隆之)
道、道に反する道、そして道を越える道 / フランソワ・ダゴニェ (訳=西山雄二)
メランコリー、ノスタルジー、宿命性 記号・象徴・偶像 / マリー=ジョゼ・モンザン (訳=青山勝)
【メディオロジーの転回】
重力の恩寵 / 港千尋
ルロワ=グーラン 有機的な非有機体 / ベルナール・シュティグレール (訳=暮沢剛巳)
【メディアと政治】
アレンジメント、表層、言語行為 ドゥルーズと記号論 / 宇野邦一
東側世界の電子メディア
東欧におけるビデオ・アートの政治学 / マリーナ・グリジニッチ (訳=外山紀久子)
【記号の存在】
来るべき言語論のために 記号・質料・社会 / 前田英樹
方法論としての言語相対論の意義 / 古山宣洋
【メディア・記号・イデオロギー】
「種の論理」 批判序説 / 合田正人
記号言語理性批判序説 記号論の 「可能性=終焉」 のかくも長き不在 / 小山亙
エスノグラフィックインタビューにおける指標的装置
ディスコース、テクスト、メタプラグマティックス / 松木啓子
【記号論の転回】
メタモルフォーゼ 日々新たな自己になるために 4 / 河本英夫
鏡像と記号の閾 / 十川幸司
■研究手帖
「ホモ狩り」 と同性愛者への暴力 / 風間孝