現代思想2003年9月号 特集=占領とは何か

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現代思想2003年9月号 特集=占領とは何か

定価1,361円(本体1,238円)

発売日2003年9月

ISBN978-4-7917-1110-9

■連載――国家と祭祀 第3回
  祭祀的国家の理念 『新論』 と危機の政治神学・その二 / 子安宣邦

短期集中連載――ドグマ人類学の問い 第1回
  ピエール・ルジャンドルとドグマ人類学 / 西谷修

特集=占領とは何か  

【討議】
占領とは何か / 新崎盛暉+板垣雄三+林哲

【中東の占領】
民なき土地に土地なき民を 「占領」 を否定する政治神学 / 臼杵陽
「明日」 はどんな日になるのだろう 占領下のイラク人の心をイランの占領体験で読む
 / アレズ・ファクレジャハニ

【日本の占領】
占領軍への有害な行動 敗戦後日本における移民管理と在日朝鮮人
 / テッサ・モーリス‐スズキ (訳=辛島理人)
『菊と刀』 と東アジア冷戦 あるいは 「日本文化論」 のパターン 下 / 道場親信

【沖縄の占領】
沖縄の軍政 / 宮里政玄
「国境」 の顕現 沖縄与那国の密貿易終息の背景 / 屋嘉比収
終わらない 「占領」 のなかで 二〇〇三年夏、沖縄の旅から / 若林千代

【占領文学】
占領の記憶 沖縄・日本における言語・ジェンダー・アイデンティティ / マイク・モラスキー (訳=鈴木直子)

【朝鮮半島】
切れて繋がる 朝鮮戦争における〈残された人々〉 / 藤井たけし

■研究手帖
  国際社会と現代思想 / 篠田英朗