1995/12 動物心理学入門

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定価1,281円(本体1,165円)

発売日1995年12月

■Compositions libres
  凝視する眼 / 宇波彰

■連載――草と風の癒し*最終回
  月光を浴びて、「自己の考古学」へ / 宮迫千鶴

■insomnia
  悟りから気づきへ / 法橋登

特別掲載
  黒の想像力あるいは力の表象 バリのバトゥアン絵画をめぐって / 中谷文美+永渕康之

特集=動物心理学入門  

 

【人と動物の関係学】
飼犬に手を咬まれる話 / 前川博司
都市鳥の「鳥だかり現象」 / 唐沢孝一
ペットの心理、飼い主の心理 / 渡辺政隆

【種族保存の営み】
魚だって恋をする / 中村幸昭

【動物たちの心の世界・1】
天敵への警戒音 警戒音は本当に「警戒」を出しているのか / 蔵琢也
ノルウェイラット(ドブネズミ)の情報センター
 情報の交換と情報の寄生のための場所 / B・G・ガレフ,Jr (訳=辻井岳雄)
サルの会話と、言語の起源 / 榎本知郎
マウンテンゴリラの幼児殺し 新たな事例と証拠資料 / D・P・ワッツ (訳=久保儀明)

【行動から見えてくるもの】
ドリトル先生の幻の普遍言語 めくるめく意識をめぐって / 遠藤彰
闘争と逃走のためのソナタ 動物を動かす「感情」適応プログラム / 赤池学

【神経科学からのアプローチ】
鳥の歌のメカニズム / 岡ノ谷一夫
雄より大きな海馬を持っている托卵型コウウチョウの雌 / D・F・シェリー他 (訳=呉田陽一)

【動物たちの心の世界・2】
ペンギンの認知とコミュニケーション / 青柳昌宏
カニの視覚と触覚による認知能力 / 武田正倫
アリの社会行動とコミュニケーション 情報化学物質としてのフェロモン / 山岡亮平
性的不一致と一夫多妻の閾値 / N・B・デイヴィース (訳=粟津俊二)

【認知の起源をさぐる】
動物に「意識」はあるのか 「一般理論」との訣別 / 日高敏隆+渡辺茂

■研究=ラカンと精神病理
  真理と知 / 向井雅明
  パラノイアとスキゾフレニー
   1994年11月27日名古屋における精神病理コロックでの発表 / 保科正章

■海外研究レポート
  増殖のプロセス“機械門”
   Manuel De Landa ; War in the Age of Intelligent Machines,Zone Books / 澤野雅樹

■imago1995年 総目次