1995/01 ボディ・イメージ

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定価1,388円(本体1,262円)

発売日1995年1月

■Compositions libres
  「学校の怪談」の心的風景 / 中村希明

新連載――草と風の癒し*1
  「死」から生まれた新しい暮らし / 宮迫千鶴

■中村桂子・対談連載*7 「ゲノム」の見る夢――自己創出する超領域の知
  ゲノムの歴史に見える微かな記憶 人間の古層を如何に読みとるか / 樺山紘一+中村桂子

■insomnia
  気持ちのいいうんこ 超現実的大真面目看護通信 / Sugi・Gochi

特集=ボディ・イメージ  

 

【身体像の政治学】
ボディ・メタファーズ / バーバラ・M・スタフォード (訳・解題=高山宏)
ディジタル・パフォーマンス / バーバラ・M・スタフォード (訳・解題=高山宏)
啓蒙時代の科学魔術 / バーバラ・M・スタフォード (訳・解題=高山宏)
レンブラントにおける近代的身体の表象 / フランシス・バーカー (訳・解題=末廣幹)
グロテスク・ボディとスミスフィールドの詩神ミューズ
 / ピーター・ストリブラス+アロン・ホワイト (訳・解題=本橋哲也)
寸断された身体 / 谷川渥
気分はもう事件? / 富島美子 絵=鴨澤めぐ子

【祈りの身体】
美しいものは傷つきやすく、貴重なものは護らなければならない
 / オットー・ベッツ (訳=西村正身)
カトリック世界における身体イメージ パスカルとシモーヌ・ヴェイユに学ぶ / 田辺保

【変容する身体】
エイズとペスト、あるいはドラキュラと精神分析家の曖昧な差異について / 石光泰夫
Open the door of perception / 鎌田東二
じゃあ、てめえでマンコこすってりゃいいっていうのか! / 松沢呉一

【舞台の上の身体】
友のための不毛 『孤島』 における / 澤野雅樹
ダンスする身体について / イヴォンヌ・テネンバウム (訳=久保田泰孝)
物質の未来、舞踏の現在 / 笠井叡

【精神分析と身体】
ファルスの彼方 / スラヴォイ・ジジェク (訳=津坂明恵)
皮膚‐自我‐思考 その機能をめぐる8つの断章 / ディディエ・アンジュ- (訳=小川周二)
身体的ではないであろう想像界について / クロード・ドルジュイユ (訳=十川幸司)
精神病の脱身体 身体のレッスン / アンリ・フリニェ (訳=向井雅明)
一元的特徴としての身体部分と無意識的身体像 ナシオ&ドルト / 田中昌克
考える身体と考えられる身体 精神分析的多身論 / 南淳三

【進化する男根イメージ】
The New Wave of DILDO Designed by Women / 図版構成=伴田良輔

■連載――ユングをとりまく女性たち*4
  ヴァルキューレ / マギー・アンソニー (訳=宮島磨)

■研究=精神分析の争点――コンプレクスの系譜・エディプスから阿闍世へ
  「阿闍世」と無意識 / 佐々木孝次

■海外研究レポート
  アニマ・ムンディとしての宇宙 内なる空と外なる魂 心理学と占星術の出会う場所 / 鏡リュウジ