現代思想2013年3月号 特集=大震災七〇〇日

-漁師・サーファー・総理大臣…それぞれの現在-

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア
  • Google+でシェア
現代思想2013年3月号 特集=大震災七〇〇日

定価1,430円(本体1,300円)

発売日2013年3月

ISBN978-4-7917-1258-8

■連載――依存症をめぐる臨床 第7回
  求められていた言葉 / 信田さよ子

■連載――家族・性・市場 第87回
  制度と人間のこと・8 / 立岩真也

特集*大震災七〇〇日 

【インタビュー】
官邸から見た三・一一後の社会の変容 / 菅直人 小熊英二(聞き手)

【討議】
大震災は何を変えたか / 小熊英二+山内明美+木下ちがや

【復興の現場で】
海と漁民と防潮堤 故郷の揺るぎない魅力と誇りを次世代に / 千葉拓 
復興計画がさえぎる故郷の未来 石巻市雄勝地区の高台移転問題 / 阿部晃成
創造的復興がもたらす不協和音 漁港集約化と水産特区 / 濱田武士
信じるのか管理するのかの分岐点にある / 森川すいめい 
JDF被災地障がい者支援センターふくしまでの活動報告と今後の福島の新生に対する提案 / 白石清春 

【除染と暮らし】
土と子どもたち 保育施設「こどものいえ そらまめ」の七〇〇日 / 門間貞子
原発事故から二年 CRMS市民放射能測定所の活動を通して / 岩田渉
大地をつなげていくために 飯舘村:農家にとっての二年間 / 菅野義樹
乖離する「除染して帰村」の国策と村民の思い 全村避難から二年、飯舘村の現状 / 小澤祥司
犠牲者では終わらない まだ見ぬ、孫たちへ / 根本敬

【避難者からの問い】
私たちに何があったのか 「とみおか子ども未来ネットワーク」の二年間 / 市村高志
原発事故による自主避難者の権利保障 その現状と課題 / 中手聖一+河﨑健一郎
千年の都から日本と世界に向けて / 加藤裕子

【下から変わる社会】
夜に抗い / 得能洋平
サーフィンと放射能は相容れない 湘南の海から始まる「脱被曝」 / ケント・ダム
被災地支援から反原発運動への道のり 何故我々は「ボランティア」に留まらず、デモへと流れていったのか:民衆を分断する「絆」を断ち切るために / 穴水正彦
蚯蚓の身振り 島岡幹夫と窪川原発反対運動の諸断片から / 猪瀬浩平
原発立地自治体の連続と変容 / 中澤秀雄

■研究手帖
  窒素とユンガー / 藤原辰史