現代思想2014年12月号 特集=社会学の行方

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア
  • Google+でシェア
現代思想2014年12月号 特集=社会学の行方

定価1,430円(本体1,300円)

発売日2014年12月

ISBN978-4-7917-1288-5

■連載――●科学者の散歩道●第一三回
  「汽車が別れをつれてくる」 / 佐藤文隆

■連載――●家族・性・市場●第一〇六回
  精神医療現代史へ・追記9 / 立岩真也

 

特集*社会学の行方  

【社会学の行方】
高原の見晴らしを切開くこと 未来の社会学への助走 / 見田宗介

【コミュニケーションとは何か】
社会学理論のツインピークスを越えて / 大澤真幸
社会の地すべり的な転位 コミュニケーション地平の変容と政治的情動 / 伊藤 守

【討議】
社会の理論化は可能か 社会理論・全体社会・機能分化 / 馬場靖雄+正村俊之

【N・ルーマンの思想】
「グローバリゼーション」か、それとも「世界社会」か 現代社会をどう概念化するか? / N・ルーマン 大黒岳彦訳

【システム論の展開】
ルーマン後の社会システム論と現代社会学 / E・エスポジト 大黒岳彦(聞き手) 村井秀輔訳
「世界社会」と「情報社会」 ルーマン社会システム論の「社会」把握 / 大黒岳彦
システム理論的社会学の課題 / 赤堀三郎

【プロジェクトとしての社会学】
近代化という概念と日本の社会学 / 市野川容孝
社会学にとって「アメリカ化」とは何か ポール・ラザースフェルドと「アメリカ社会学」 / 北田暁大
観察する科学としての社会学の誕生 忘却されたもう一つの社会学史 / 小山 裕
「社会学」と出会ったときに人々が出会っていたもの 日本社会学史の原点について / 木村直恵

【流動する社会(学)】
社会の存立構造から時間の存立構造へ / 郡司ペギオ幸夫
社会学における〈経済学批判〉序説 方法論的構造主義のために / 櫻田和也
強制なき協働関係を求めて デュルケムの有機的連帯概念の理論的意義 / 流王貴義

【〈社会〉の臨界】
社会は生きている 生態社会学をはじめるために / 山下祐介
近未来都市の哲学 空間的危機、相互連関、錯綜体 / 篠原雅武

■研究手帖
核エネルギーと経済、あるいはソディの憂鬱 / 桑田学